福岡県西方沖地震に対する活動

平成17年4月3日


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現地出動隊員 2名 青井、冨原
後方支援隊員 1名 八坂

<活動内容>

 この日は 福岡県西部を巡回してきました。
 おおまかには
 北九州→久山町経由→福岡市内→
 二丈町→前原市経由→志摩町→九電記念体育館の順で
 昨日の調査で回りきれなかった地域と、
 アタリをつけていた地域を再度調査しました。

 巡回した二丈町、志摩町、前原市共に
 ブルーシートの掛かっている被災家屋をアチコチで散見できました。
 やはり被害が目立つのは糸島半島内(主に志摩町)の集落です。
 地域柄まとまった件数の集落が少なく、
 漁業、農業を営む1〜10数件程度の
 古い住宅の小さな集落があちこちにある感じなので
 一見するとまとまった被害があるようには
 見えませんがかなりの被害戸数です。
 幸いどの住宅もすでに大きな片付け作業を終え、
 復旧のメドは立っているようでした。

  九電記念体育館に詰めている県社協職員や、
 災害ボランティア連絡会のルートを通じての情報では
 志摩町では家屋の一部損壊は多かったものの
 幸い住宅内部は被害が少なく、瓦や崩れた外壁のガレキ撤去仕事が
 主だったため、住民の間では早い段階で
 地域共助で対応する動きになっていたとのこと。
 災害ボランティアが必要かどうか地元社協で調査は行ったが
 特にニーズは上がらず実績はないとのことでした。

 また、前原市では市のボランティアセンターと
 地元の団体が中心となって、チラシなどで
 ボランティア派遣の告知を行ったが幸いこちらも地域共助により
 対応可能だったためかニーズは少なく終息したとの情報でした。
 幸いなことに志摩町も二丈町も前原市も
 外部から見てすでに復旧のメドは経っているようです。
 もう少し早くに現地入り→情報収集できていれば
 何かお手伝いできたのですが。

○福岡市災害ボランティアセンターの近況
 九電記念体育館の中央区ボラセンの方に話を聞く限り、
 昨日今日で市内各区共にローラー作戦で回りきったとのことで
  後はニーズが少なくなるのを待つだけだそうです。
 おそらく今週〜来週でおおかた終息するのでないかとの予想です。


(記:青井)

   

志摩町の被災状況

  
  
志摩町の被災状況


志摩町のある
神社の壊れた鳥居を


九電記念体育館の
ボランティアセンター


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